1.世界市場を席捲する“欧米人の論理による国際標準”
(1) 利益を独占する国際標準の例
①ISO(国際標準化機構) … 非政府機関/本部:スイス
【収入源】◆特定のプロジェクトの管理や、技術的な作業に参加する専門家の派遣
     ◆会員団体からの会費。会費は、その国の国民総生産や貿易額に比例して決められる。
     ◆標準の販売
②IEC(国際電気標準会議) … 非政府機関/本部:スイス/
【収入源】◆ISOと同じ。

(2) 国際連合の活動
①SDGs
②ESG(社会的責任投資) … 国連、金融機関の自主的な協定とそれに基づく組織

(3) スポーツの世界
① 国際オリンピック委員会 … 本部は、スイス。
② 国際柔道連盟 … 本部は、ハンガリー。
③ WBC(ワールド・ベースボール・クラシック) … 大リーグ機構(MLB)と大リーグ選手会が最多の収益を享受。

2.和と道から日本品質を確立し“日本発の国際標準”にするべし!
◆我々日本人は、「日本品質」という言葉を、世界の安全基準や品質基準を超越した「感動的な体験」を意味するものと捉えているのではないでしょうか。
◆我々日本人は、商品やサービスの選択において、衛生面や安全性はもちろん、僅かな傷や汚れ、香りや感触に至るまで、「世界で最も厳しい判断基準を持っている」と言われています。
◆このような消費者の評価が、日本製品の品質を高めていることは事実でしょう。しかし、このような市場原理はあくまでも「高品質」を支えるものであり、「日本品質」を構成する要素の一部分に過ぎません。
◆世界に誇れる「日本品質」とは、日本特有の文化を背景に、モノづくりに携わる者、サービスを提供する者の「矜持(信念)」や「美徳」「気配り」などといった、【和】や【道】などの日本独自の【人間学】からくる精神性によって生み出されるものであり、時に市場原理とは相反するものとも言えます。
◆これらは、多くの優れた日本の食品や製品、建築物が「外国人観光客」には見えない部分まで美しく仕上げられていることからも明らかです。
◆日本の中小企業にも、「匠の技」や「独自の“おもてなし”サービス」など、外国人観光客が驚く高い次元のものが多数あります。
これを、「自社発の国際標準」を見据えて、さらに磨き高めていくことに尽きます。